奈古のキウイフルーツ


キウイフルーツといえばニュージーランドを思い浮かべる人が多いと思いますが、原産地は中国中部の長江流域。シナサルナシと呼ばれるマタタビの仲間が、ニュージーランドに移入されて品種改良されたものです。

キウイフルーツが日本で最初に紹介されたのは1970年の大阪万博で、ニュージーランド館に陳列されていたのだそうです。

阿武町では1980年前後から栽培がはじまり、今では県内髄一の産地となっています。

11月中旬、生産者の一人、藤井さんのキウイ畑を訪ねてみました。


藤井さんのキウイ畑は、奈古の山すそを流れる小川を越えたところにあります。
藤井さんの後を付いて樹々の間を抜けると、そこには緑の葉を生い茂らせたキウイ棚が広がっていました。

キウイ棚の下には、いきいきとしたキウイフルーツが、たわわに実をつけていました。

キウイの水やりは多過ぎても少なすぎてもダメ。藤井さんは下を流れる小川からポンプで水をくみ上げて、キウイ棚に沿って這わせた水管を通して、うまく水がまわるように工夫しています。


藤井さんいわく、キウイづくりで最も大変なのは剪定。収穫の終わった1月におこないますが、実のなっていた枝を切り落とし、翌年に実をつける新しい枝がのびのびと成長するよううまく誘引するのにコツがいるそうです。

近年は緑色のヘイワード種以外にイエローキウイやレイボーレッドなども育てているとのこと。上の左写真はキウイの形が鐘型に近いですが、これは果肉の色が黄色いイエローキウイの一種です。

道の駅阿武町の物産直売所は、これから2月頃まで熟れたキウイフルーツの甘やかな香りに包まれます。どうぞお買い求めください。


道の駅阿武町 (株)アブクリエイション

車でのアクセス

萩から国道191号を益田方面へ15キロ(約20分)
益田から国道191号を萩方面へ48キロ(約50分)

他の交通手段

・JR山陰本線奈古駅から徒歩10分
・萩から防長バスを利用(防長バス路線バスのページ)
・萩・石見空港からJR 山陰本線または乗合タクシーを利用ください。


〒759-3622 山口県阿武郡阿武町奈古2249
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TEL:08388-2-0355  FAX: 08388-2-0366
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